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福岡市, 福岡県, Japan
■ 宇佐美毅(うさみたけし) □ 1982生。福岡市在住。九州芸術工科大学卒(画像34期)、芸術工学博士、九州好青年科学館 館長、アニメーション作家、イラストレーター □ USAMI Takeshi, Fukuoka, Japan, 1982-, Kyushu Kouseinen Science Museum Art Director, animation Directer, Illustrator ■ ABOUT □ 本サイトは、宇佐美毅の制作日誌と作品紹介のサイトです □ イラスト閲覧→上のタブを選択 □ アニメーション閲覧→http://www.youtube.com/user/usa3take4/ ■ ご依頼あれば→usa3take4@annolab.com

2011/03/26

蜂と神さま 公開します




僕はTVを見ないので、兄に聞いた話なんですが、震災の影響で、ACのCMで使用されている金子みすゞさんの「こだま」の詩が多くの方の心を癒しているらしいですね。

昨年、下関の『金子みすゞからと商品館』のご依頼で金子さんの詩をモチーフにした作品をつくりました。『蜂と神さま』は、『蜂はお花の中に…』という、実に素朴な情景から始まる詩なんですが、庭、町、日本、世界と視野が拡がっていき、世界が神さまの中にあり、神さまは小さな蜂の中にもある、という伝統的な世界観に包まれています。

この詩に関しては、宗教と絡めてみたり、物理学と絡めてみたり、もっと素朴な生命の尊さを感じてみたりと、実に様々な解釈があるようで、興味が絶えません。個人的には、作家として、言葉にできない渦巻く想いを実に素朴な言葉でつづる表現手法に感嘆しました。花に潜り込んでいく蜂を見たみすゞ嬢の心にスイッチが入り、次々にラッピングされていく情景を思い描きながら、物質や生命の神秘について想いを巡らせた、と想像されます。彼女を見習い、僕も本作の中で追体験してみました。いかがでしょうか?

一番最初に出てくる女の子はみすゞ嬢その人です。ですが、これが現代の女の子であっても構いません。誰でも同じです。世の中には、心のスイッチを押すような、素朴だけどもとっても素敵な体験が溢れています。それに気付かないでただ日々を過ごすことは、世界観や人生観をじっくり考える機会を失ってしまうようで、実にもったいない気がします。

karato_street/唐戸商店街、唐戸地区の紹介・アーカイブサイト
http://www.karato.info/

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