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福岡市, 福岡県, Japan
■ 宇佐美毅(うさみたけし) □ 1982生。福岡市在住。九州芸術工科大学卒(画像34期)、芸術工学博士、九州好青年科学館 館長、アニメーション作家、ディレクター、イラストレーター □ USAMI Takeshi, Fukuoka, Japan, 1982-, Kyushu Kouseinen Science Museum Art Director, animation Directer, Illustrator ■ ABOUT □ 本サイトは宇佐美毅の制作日誌と作品紹介のサイトとして運営してきましたが、2015年より現在は休止中となっております。 ■ ご依頼あれば→usa3take4@annolab.com
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2012/09/21

NUCLEUS (明星和楽2012)




福岡のITとクリエイティブのイベント『明星和楽』で公開したインタラクティブな作品です。
人の輪郭を検出し、輪郭から音に合わせて変化するパーティクル(粒子)を出します。

骨格のアイデアをなっちが持ってきて、それをメンバーであーだこーだ話し合いました。最初僕はほとんどかかわる気がなかったんですが、楽しげなシステムをなっちが作ってたので触って遊んでたら、いつの間にかグラフィック担当になっていました。

シルエットから出てくるパーティクルひとつひとつは、8~32枚程のアニメーションになっており、開始フレーム、大きさ、色、それらパラメーターのランダム率などを変化させて、より厚みのあるグラフィックを表現します。なっちがあらかたのシステムを作っていたので、それを使ってアニメーションとグラフィックパラメーターの絶妙な組み合わせを模索していきました。同時に、なっちがグラフィックを作りやすい環境や音との絶妙な関係性を模索していきました。

感想。

映像でカッコつける!みたいなことを長いことやってなかっただけに、ずいぶん楽しめました。芸工の学部生のとき以来だわ。もっとやりたいです。あと、ぎりぎりで無理を言って提供して頂いたインビジ中村さんの音楽がハマり過ぎて鳥肌たちました!音楽に刺激されさらにグラフィックのアイデアが湧き上がってきました。ほんとに感謝です。




created by nariakiiwatani

System: nariakiiwatani
Art: Takeshi Usami

MUSIC by KAMRA(http://www.invisi.jp/dir/)

明星和楽2012(2012/09/08-09)にて展示。


http://www.annolab.com/

2012/08/08

福島 Game Jam に参加して作品作りました。


SUNRISE

アニメーション・ディレクション: 宇佐美 毅 USAMI Takeshi (anno lab)
音楽: 岩谷 成晃 IWATANI Nariaki (anno lab)



福岡(@anno lab)で開催された福島 Game Jamに参加しました。与えられたテーマに沿って、その場限りのチームを組んで2日間でゲーム(今回はなぜか映像)を作るというもの。たまたま2日とも予定が入っていたので、当初は参加する気はなかったのですが、隣でわいわいやってるのを見て、ついつい手が伸びてしまいました。


一日目の夕方、テーマが「RIZE」になったらしいので、本のページに穴を開けて、めくると穴が登っていく=サンライズすることを思いつく。しかも、色を変えていけば刻々と変化する空の色を表現できるのではないかと。穴を開けるだけだし材料も紙さえあればよい。明日もあるし、寝る時間だけは確保したい…という気持ちがいい感じに肩の力を抜いてくれるはず。

まずは街に出て紙を購入。紙は柔らかくて紙肌もナチュラルなところでNTラシャを選択。
このサイズならカットなしでそのまま使えるというサイズ発見。弊店間際だしいつも通り悩んでもしょうがない。

持ち帰って、鉛筆の断面を利用しながらカッターで黙々と丸型を空け、準備完了。

ちゃちゃーっとコマ撮り。

うーむ。

尺が短すぎるのと、「穴」って分からないのがあって、尺を伸ばすことにした。ちょうどくり抜いた丸があったので、それらを利用した。締りが悪いので、3次元的なサンライズに展開することを思いついた。行き当たりばったりで思いつくまま作っていたので、最終的にサンセットする。

まあいいか。see you tommorow! 明日があるから、今日を強く生きていこう! 全体のコンセプトに近づいた気がする。今日も僕らしいいい作品ができた。満足。

寝る。

起きる。二日目。

リアルにしかのしままで朝日を撮影しに行った連中が帰ってきた。同じ会社のなっち(岩谷)がGame Jam 福岡チーム全体の音楽を、僕は撮影したものを短く編集する作業に入る。ちょうど良かったので、なっちが作った音楽を僕の作品にも採用することにした。思ったとおりしっくり来る。満足。



かぼちゃねこ:福島ゲームジャム福岡会場の参加者全員で結成したチーム
http://fgj12.ecloud.nii.ac.jp/dokuwiki/doku.php?id=team%3A%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%AD%E3%81%93

2012/04/19

Perfume global site project #001 つくってみた


Perfume global site project #001 from anno lab on Vimeo.

お久しぶりです。僕のブログでは。

4月から元芸工のメンバーで"anno lab"(あのラボ)という会社を興しました。
ただ、社内の環境づくりや自宅の引越しやらで、ご挨拶・周知の類は
仕事の合間に少しずつという形で行っております。ご理解のほど宜しくお願い致します。

さて、今回わが社におけるセカンド・プロジェクトであるperfume global site project #001の
映像が公開されましたのでご紹介いたします。
 (ファーストはメンバーである井原の結婚式余興です。こちらも近日公開。)

perfumeさん! ということでデジタルとアナログとをぐちゃりと融合しております。
2006年制作の "Gluebe" 以来倉庫でホコリまみれになっていた「ホットメルト接着剤」を引っ張り出して来ました。
CGと生生しい液体とを行き来する感じがキモ心地よいです。
詳しいメイキングは下のリンクを辿ってみてください!

では本年度も宜しくお願いします~!



Anno Perfume Global Site Project #001 on vimeo
Making of ....
Perfume global official website

2011/09/16

【イベント告知】 re:re:freq

白銀長方形(A4とかB5とか)がどんだけすごいんだって話になるんですが、このフライヤー(A4のオモテ・ウラ繋がっちゃってますが)を点線に沿って折っていくと、学校教育では教えないことが世の中にはいっぱいあるんだってことがわかったような気がします。10月8日土曜日はきっとこんなもんじゃないでしょう。




re:re:freq




[日付] 2011.10.8.sat
[場所] COMMENT ALLEZ VOUS
[開場] 17:00
[開演] 18:00-23:00
[入場料] 2000円
[出演]
エキソニモ
近藤テツ
The Durian Brothers(Duesseldorf/Germany)
城一裕
heirakuG(yamaguchi)
堀尾寛太
松尾謙二郎(invisible designs lab.)
Lighting Choreographer
(50音順)
[オープニング映像]早川貴泰 
[グラフィックデザイン]宇佐美毅
主催/freq実行委員会
後援/ (財) 福岡市文化振興財団、福岡市、福岡市教育委員会
特別協力/ドイツ外務省、ドイツ文化センター
協力 /九州大学芸術工学府中村研究室

オンライン配信

2011/01/05

【報告】カウントダウン IN ベイサイド


color_experiment_03 from dominofactory on Vimeo.


2010年12月31日-1日

白い光の中に入ると、自分の影に動く色と形が映る実験作品です。今回はベイサイドプレイス博多のカウントダウンイベント前後に、入口付近で来場者を楽しませました。 卒業制作として同様の原理で影の造形を行ったこともあって、プロジェクトに参加しています。今回は装置と映像を作りました。

タイトル:未定


企画:藤岡定
プロジェクトマネイジメント:古田伸彦
システム:的場寛
映像:宇佐美毅
音:新美太基


強風でした。めちゃさむかった。でも、お客さんの反応も良く、まずまずの満足感でした。

以下、記録写真です。


101231_エモーショナルな影の作品



プロジェクト形式で、試行錯誤を繰り返しまだまだ進化させる予定です。



2010/12/28

カウントダウン IN ベイサイド

ベイサイドプレイス博多にてカウントダウンイベントがあります。

そこに、オーディオヴィジュアル作品を発表している学生たち(中村研究室メンバー一部)と影をモチーフにしたインタラクティヴな作品を公開することになりました。

福岡で活躍するミュージシャンのユニットisisさんがカウントダウンライブを行うまでの、数時間、道行く人々に非日常的な楽しみを提供するものです。博多・天神にお寄りの際はぜひともご来場ください。


カウントダウン IN ベイサイド
日時   ● 12月31日(金) 20:30~23:30ぐらい
場所   ● ベイサイドプレイス博多 バス停最寄りの入り口付近
アクセス ● サイトをご確認ください → ベイサイドプレイス博多

2010/12/23

【金子みすゞからと商品館】販促アニメーション制作&上映

101222_キャンドルナイト in 唐戸

事後報告になってしまって申し訳ないのですが、きのう、下関市唐戸で行われた「キャンドルナイト in 唐戸」に合わせて、大学後輩の美加ちゃんと共に金子みすゞからと商品館でアニメーションの上映を行いました。

この話はアーティストのHeirakuGさんの紹介で、商品館の販促用に制作したもので、唐戸にゆかりの深い詩人・金子みすゞ穣の「蜂と神さま」という詩をもとにしています。切り絵のコマ撮りアニメーションで、音はまたまた兄に制作してもらいました。ぼくも結構気に入ってるし、来場者の反応もなかなかよかったです。

諸事情により未だ公開はしませんが、本サイトでの公開を待つか、商品館まで足を運んで見ていただけたらと思っています。


karato street http://www.karato.info/

2010/12/13

『おくりもの』


おひさです。
一か月も空いてすみませんでした。
その間、コンペ出品のためかなりの枚数絵を描いてきました。これはそのうち力作のひとつ。
それぞれの人生がおくりもので繋がっているというものです。ストーリーを想像しながら読み解いていくと、結構楽しいですよ。あと、上と下、右と左が繋がっています。すげー!

アニメーションにしたら面白そうなのでいつかやりたい。


★2010 Asia Digital Art Award, カテゴリーA, 静止画部門, 入賞

というわけで、ADAA展で実寸大(A1サイズ)が見られます。

また、タペストリーとか、包装紙とか、ブックカバーとか、PC壁紙とかに簡単に応用できます。要望があれば作りますよ~。バイトで。

2010/09/03

freq2010に参加します

freq2010フライヤー

九大芸術工学府 音響系の中村滋延(しげのぶ)研究室のイベントfreq2010のフライヤーを制作しました。 

さらに、なんと!ゲスト作家として参加します!




開催概要


九州大学芸術工学府中村研究室のメンバーが中心となり、テクノロジーと音・映像との関わり合いやその中から生まれる表現を追求する場として2001年より毎年開催されているイベント。10年目を迎える今回は研究室外からも多彩なゲストが集い、インスタレーションとパフォーマンス・ショーケースの2つのプログラムで上演・展示する。


日時:2010年9月25日 土曜日 12時 - 21時
場所:九州大学大橋キャンパス 多次元実験棟 1F, 2F
入場:無料
主催:九州大学中村研究室
企画・構成:的場寛
詳細:http://sound.jp/studiofreq/snlab/freq/2010/


 

中村研と言えば音と映像の相互作用についての研究として知られていますが、最近は随分プログラミングを使ったテクノロジー・アートに寄っている気がします。僕はと言えば、ローテクノロジーで「立体空間におけるアニメーション」なるものを制作しようと思っています。ほんの少ししか制作期間がないようなので、公開実験的なものになるかもですが、ぜっったい面白いものを作るのでぜひともお立ち寄りください。

 音と関係ないのになんで参加するのかって? そんなことはありませんよ。多分。いや、こじつけます!!

2010/08/30

アーティストの共同活動に関して

最近ほお毛の伸びが激しい。
1.5倍くらいの速さで伸びてる。
絶好調なのかな?

ところで本題。

今日は旧大賀APスタジオの座談会に「九州好青年科学館」館長の肩書で出席。アーティストの共同活動に関して語らいました。共同アトリエを始め、地域参加型のプロジェクトやアートスペース、展示会の運営、ムーブメントといった様々な形と目的があり、活動を継続する上での問題点と解決策があり、継続することの意味がある。そして、指導者はいかなる方法で団体をまとめていくか、指導者の立場がどこにあるのか。ふわふわしてはいたけれど、なかなか面白い内容でした。

福岡の芸術活動に関して。

福岡にはアートの意識が低く、行政、教育、歴史的な問題が絡んでくるため作家の力では簡単には変えられない。そういったわけで、観客が観客で終わってしまうという問題がある。これは関係者にとってはかなりの問題だ。多くの人間が長い間その解決策を練っていると思うがなかなか難しいように思われる。

福岡の作家はコンテクストはないが、やっぱり個人個人の表現に対する想いは強く、それが生のまま表現されていくと聴いた。でも、それは芸術の根底にあるものだったりするわけでそれはそれで間違いではない。先日瀬戸内国際芸術祭で感じたことを思い出させた。ただムーブメントやお金につながらないだけで…。

商業的な話で言えば…

スタジオアパートメントKICHIのシステムは面白いと思った。指導者(というかこの場合はキュレーター?もしくはクライアント?)が不動産業者なのだ。住みたい人の作家性と人間性を審査し、理想的なアートスペース&スタジオ兼居住空間を作り上げていくことができる(そこまで制御してないだろうが)。またイベントがそのまま不動産やプロジェクトの宣伝活動になるらしい。さらにはチラシに至るまでの運営費がコンスタントに確保されているなど、資金面でその都度悩まなくていいのは作家にとっては利点だ。

ただ、こういう形で始めると、アーティスト同士は最初から同じ思想を持っていないわけだから、共同アトリエよりずっと出たとこ勝負の化学反応型だと言える。いずれにせよ指導者・運営側の立場によってアーティスト共同体が様々な形で存在し得ることは興味深い。


まーお話の面白い方々でしたわ。


最後にずっと考えてたことをひとつ。

団体は生き物みたいなもの。メンバーが入ったり抜けたりして思想が変化していって結局崩壊していくもの。道半ばで歪が生じて離脱ないし挫折してしまうこともある。だけど、衣食住を共にし時には喧嘩しお互いを深め合っていった仲間とは、その後もずっと繋がっていける。新しい作品やプロジェクトで必要になることも多々ある。こうした親密な繋がりは団体の目的以上に個人には大事なもののように思う。

2010/08/17

YCAM、広島国際アニメーション、瀬戸内国際芸術祭

100807-14 福岡~山口~広島~瀬戸内
YCAM、広島国際アニメーション、瀬戸内国際芸術祭に行きました。2、3日間を想定していたのが、気づけば1週間。寝床は主にキャンプです。はんごうでお米炊いたりもしました。

なんだかんだで久々のアート巡り。刺激受けまくりで最後はふらふらでした。沢山の情報を自分なりに咀嚼して新しいアイデアが浮かんだし、個展の話もあったし、収穫はかなりありました。あと、人なみには日焼けしました。

ただ直島のメインとも言える地中美術館を見れなかったのが惜しい。また行かねば。