継続は力なり
と人は言うけれど
それって、継続が力になった人にしかわからないのでは?
と思う。
好きは継続なり
と言った方がよっぽど人のためになる。
で
好きなものは好きでいいとして、なんでそれが好きなのか、
そのポイントを見つけることが大事だと思う。
自分が物事を好きになるコツを知るのだ。
そうすれば、「必要なもの」を「好きなもの」にできるから。
好きになりさえすれば、継続するし、そのまま力になる。
好きは継続なり、ですよ、やっぱり。
Profile

- 宇佐美毅 / うさみたけし / USAMI Takeshi (-2014)
- 福岡市, 福岡県, Japan
- ■ 宇佐美毅(うさみたけし) □ 1982生。福岡市在住。九州芸術工科大学卒(画像34期)、芸術工学博士、九州好青年科学館 館長、アニメーション作家、ディレクター、イラストレーター □ USAMI Takeshi, Fukuoka, Japan, 1982-, Kyushu Kouseinen Science Museum Art Director, animation Directer, Illustrator ■ ABOUT □ 本サイトは宇佐美毅の制作日誌と作品紹介のサイトとして運営してきましたが、2015年より現在は休止中となっております。 ■ ご依頼あれば→usa3take4@annolab.com
2013/09/29
2009/06/19
LITTLE BANG!


おとといは自転車のタイヤが突然ものすごい音をたてて破裂したという貴重な体験をし、気分が高揚した。昨日はごみ箱がひっくりされた状態のまま放置されているのを見て、その有様に衝撃を受けた。そういう体験から、ビッグ・バンによって生まれ得た僕らは、日常における「リトル・バン」に共鳴して、突発的に、超神秘的な何かを頭に描いたり、快感、不快感、高揚感、絶望感といった感情を生むのだと僕は理解した。
人間の妄想がいつしか均衡を保てなくなり、音楽や言葉や造形といった表現としての爆発を起こすとき、それを芸術と呼ぶのかもしれない。ためて、ためて、飛び出したものは、パワーがある。だからそれを見た観客がエモーショナルな共振を起こし、テンションを上げる。そしてそれがまた新たな表現の火種になるのだ。
「リトル・バン」は表現の起点になる。実は誰もが知っていることかも。
P.S


←過去に沢山の爆発を描いてきた。色んなものが頭の中にたまってるんだろうな。
2008/12/04
モビール問題
僕はこれまでどれだけのものに目を瞑って来たのだろう?
人は人生においてどれだけのものを無いものとして来たのだろう?
東京の「いせ辰」で買ったモビールを眺めながらふと疑問に思った。
中学か高校で学んだことを元にすると、中心からの距離×重りが同じならば釣り合う(図の上)のは解る。なのに実際には釣り合っていない場合でも棒が傾いた状態で釣り合ってしまう(図の下)。
理系の博士課程に在籍しているという自負をかなぐり捨てGoogle検索しようとしたけれど、何の単元だったか思い出せなくて面倒くさくなったので、やっぱり自分で考えることにした。 ……どうやら棒の重さと重り全体の重心が釣り合っているという状態なのだろう。解決した。
学校教育では『棒の重さ(と厚さ)は無いものとする』ことが前提だったし、暗黙の了解ともされていた。この『無いものとする』視点が疑問の始まりだったわけだ!
問題が僕の脳みその方ではなく、学校教育の方にあったことが解り、ひと安心。 しかしながら、うかうか風呂に入って布団で寝てもいられない。
この調子で、人は人生に於いてどれだけのものを無いものとして来たのだろう?
大前提となる問題をうやむやにし、効率と結果だけを求めてきた結果、こんな簡単な問題もGoogle無しでは解けなくなってしまったという人類の悲劇。これは……由々しき問題だっ!!
追伸
僕が子供の頃NHKの『高校講座』で秋山仁氏が「0.999…=1」であることの証明を行っていた。非常に興味深いと思ってちょこっと調べてみると、学者たちの壮絶なドラマをにじませた奥の深い問題であることが解った。だがしかし、完全を求めすぎる行為を傍から見ると笑けてくるのも事実。学問とは崇高であると同時に滑稽なものなんだなあ。
wikipedia「0.999…」参照。
人は人生においてどれだけのものを無いものとして来たのだろう?
東京の「いせ辰」で買ったモビールを眺めながらふと疑問に思った。

理系の博士課程に在籍しているという自負をかなぐり捨てGoogle検索しようとしたけれど、何の単元だったか思い出せなくて面倒くさくなったので、やっぱり自分で考えることにした。 ……どうやら棒の重さと重り全体の重心が釣り合っているという状態なのだろう。解決した。
学校教育では『棒の重さ(と厚さ)は無いものとする』ことが前提だったし、暗黙の了解ともされていた。この『無いものとする』視点が疑問の始まりだったわけだ!
問題が僕の脳みその方ではなく、学校教育の方にあったことが解り、ひと安心。 しかしながら、うかうか風呂に入って布団で寝てもいられない。
この調子で、人は人生に於いてどれだけのものを無いものとして来たのだろう?
大前提となる問題をうやむやにし、効率と結果だけを求めてきた結果、こんな簡単な問題もGoogle無しでは解けなくなってしまったという人類の悲劇。これは……由々しき問題だっ!!
追伸
僕が子供の頃NHKの『高校講座』で秋山仁氏が「0.999…=1」であることの証明を行っていた。非常に興味深いと思ってちょこっと調べてみると、学者たちの壮絶なドラマをにじませた奥の深い問題であることが解った。だがしかし、完全を求めすぎる行為を傍から見ると笑けてくるのも事実。学問とは崇高であると同時に滑稽なものなんだなあ。
wikipedia「0.999…」参照。
2008/06/06
螺旋の話

螺旋(helix)と螺線(spiral)は本来別物で、前者はつる巻き、後者は渦巻きなのだそうだ。僕の興味は断然前者。繰り返される歴史なんてものも螺旋を象徴とするが、その場合僕は形状に加えて方向もセットにすべきだと思う。と言うのも、この世には絶対に遡ることのできない「時間の矢」があるからだ。
時間は戻せない。堂々巡りを繰り返した挙句、朽ち果てる。作家として、どうせなら常に前進したいしそういう作品をつくりたい、と思う。
2008/05/25
シリーズ極論:第一回~現代社会で生き残る術
2008/05/19
電話クライシス

本を読んで、本篇とは関係ない内容だが、日常に直結したちょっと面白い話があった。家族みんなで一緒にいて、息子や娘が仲の良い人と電話をかけているというよくあるシチュエーション。この時、ある種の緊張感が家族全体を包むのはなぜか? というお話。
この本によると、人には縄張り意識と言うものが元々あり、親しい仲で共有するパーソナルスペースを守りたがる習性がある。だから、他者がこの空間内に侵入すると不快な気持ちになる。
電話の話に戻すと、子供が家族全体にとっての「他者」と通信をすることによって、パーソナルスペースが侵される、つまり家族という状況を不安定にするため、とりわけ家族を守る親にとって焦燥感を抱かせる、ということらしい。
同じことが、友達や恋人同士でも言えるのだろう。うむ~。
2008/05/11
キャラクターづくり

日本人にはものすごい数の商業用キャラがいる。総人口より多いんじゃなかろうか。数もさることながら、質も世界一なんじゃないかと思う。以前TVで世界中の子供たちに漫画絵を描かせるコーナーがあって、日本の子供たちは断トツで表現力があった。日本の土地に根付いた漫画文化、アニメーション文化、キャラクター文化などが相互的に影響し合っているのだろう。この国に生まれてよかった。ただし、僕の一番は「スヌーピー」と「チャーリーブラウン」だ。
その子は数々のキャラクター作りに没頭する珍妙な少年だった。今年で26歳。これまでに制作してきたキャラは数百にのぼる。周辺では賞賛を浴びるものの、これといった社会的評価を得ていない。マーケティング戦略などは考えず、ただただ自分の妄想の赴くままに創造するばかりなのだ。
そんな彼も最近ポピュラー性を気に掛ける。バイトや展示会で「仕事」として作る機会が増えたからだ。成程、心を開くと、毛嫌いしていた媚びキャラも可愛く見えるし、ある客層に向けたウケるキャラづくりも悪くない。だけど気を入れて作るとなると一線は引きたい。「萌えキャラ」にはどうも馴染めない、「サンリオ系キャラ」はポップ過ぎる、日本の心「ゆるキャラ」では作家性をアピールできない、云々。
作る側と見る側にある温度差がわかっちゃいるけどプライドが邪魔をする人、適当な落書きの延長が妙に当たっちゃった人、単純に実力がないのに気づいていない人……。僕以外にも悩ましい人間が沢山いるんだろうね。世界のJCDを目指して、お互い頑張ろう。
※ JCD …… ジャパン・キャラクター・デザイン
その子は数々のキャラクター作りに没頭する珍妙な少年だった。今年で26歳。これまでに制作してきたキャラは数百にのぼる。周辺では賞賛を浴びるものの、これといった社会的評価を得ていない。マーケティング戦略などは考えず、ただただ自分の妄想の赴くままに創造するばかりなのだ。
そんな彼も最近ポピュラー性を気に掛ける。バイトや展示会で「仕事」として作る機会が増えたからだ。成程、心を開くと、毛嫌いしていた媚びキャラも可愛く見えるし、ある客層に向けたウケるキャラづくりも悪くない。だけど気を入れて作るとなると一線は引きたい。「萌えキャラ」にはどうも馴染めない、「サンリオ系キャラ」はポップ過ぎる、日本の心「ゆるキャラ」では作家性をアピールできない、云々。
作る側と見る側にある温度差がわかっちゃいるけどプライドが邪魔をする人、適当な落書きの延長が妙に当たっちゃった人、単純に実力がないのに気づいていない人……。僕以外にも悩ましい人間が沢山いるんだろうね。世界のJCDを目指して、お互い頑張ろう。
※ JCD …… ジャパン・キャラクター・デザイン
現在進行中のお仕事↑
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